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予防接種は随時受け付けております

当院では、ワクチン接種後、待合室で15分ほどお待ちただいております。

フィラリア予防

フィラリア(犬糸状虫)とは

蚊が媒介する、ワンちゃんの心臓に寄生する寄生虫のことです。フィラリアにはオスとメスがあり、ワンちゃんの心臓の中で交尾しメスが仔虫を産みます(=フィラリア感染症になる)。
フィラリアにかかったワンちゃんの血液を蚊が吸い、フィラリアをうつしてしまうのです。

フィラリアイメージ

フィラリアが寄生するとどうなる?

フィラリアの寄生する場所が変わることで全身の血行が急激に変化し、貧血、多臓器不全から急死します。
(急性フィラリア症)
急性フィラリア症を発症した場合、救命率はかなり低いですが、万一助かった場合でも、慢性的にアレルギー性気管支炎で咳が止まらない、肺炎を起こしやすい、肝硬変で腹水がたまるなど、さまざまな症状に怯えながら暮らしていくこととなります。(慢性フィラリア症)
だからといってすぐに薬で退治してしまうと、たくさんの死骸が肺の血管に詰まってしまい、20%の確率で亡くなってしまうこともあり危険です。フィラリアの寿命は4~5年といわれており、フィラリアが寿命で死んでも、悪くなった心臓や肺の血管を元に戻すことはできません。このように、一度かかってしまうと100%治すことが難しい恐ろしい病気です。

咳が出る、元気がない、食欲がない、急に老衰する

フィラリア薬の投与の前には必ず検査を!!

投薬を始める前に血液検査で心臓にフィラリアが寄生していないかチェックします。もし心臓にフィラリアが寄生している状態で投薬してしまうとショック症状などの命にかかわる副作用が起きてしまう事もあります。
寄生の確認には血液検査によってフィラリアの成虫が出す分泌液(抗原)の検出を行う必要があります。(=抗原検査/検査キットで簡単に判明します。)

フィラリア薬投与前の検査イメージ

どうすれば予防できる?

残念ですが蚊にさされないようにするのは困難です。
蚊が飛び始めた1ヵ月後から蚊がいなくなる1ヵ月後まで、「年1回の注射」もしくは、5月~12月まで「月1回の予防薬」(チュアブル・錠剤・スポット)を与えることで、体内に入ってきた幼虫を退治し、フィラリアを予防することができます。

注射タイプ
1回の注射で約1年の予防効果注射タイプイメージ
飲み薬タイプ
月に1回8ヶ月間投与飲み薬タイプイメージ
スポットタイプ
月に1回8ヶ月間塗布スポットタイプイメージ
フィラリア予防が必要な期間